令和6年4月／十善病院 病院長山﨑 洋二

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十善病院は37年前の昭和62年（1986年）に心臓病及び胸部疾患の専門病院として南熊本に開設されました。16年前の平成20年（2008年）に医療法人朝日野会の系列下に入り、令和4年8月には同系列の博愛会病院と統合して現在に至っています。

標榜科は内科、循環器科、小児科、呼吸器内科、整形外科、リハビリテーション科、消化器内科、外科で訪問診療も行っており、病床数は障害者施設等一般病棟93床、医療療養病棟40床、地域包括ケア病棟45床の計178床です。

入院棟（南館5階建）1階には放射線検査室、リハビリテーション室、厨房があり、2階から5階までが入院病棟で4病棟体制です。病床は1床当たりの床面積も9.0㎡以上（基準は6.4㎡）で広い廊下と高い天井を有し患者様に快適な療養環境を提供しています。

外来棟（本館5階建）１階には、外来受付、内科、外科等の外来診察室、内視鏡検査室、薬剤部があり、2階に小児科診察室、小児リハビリテーション室、超音波検査室、採血検尿検査室等を配置しており、適切でゆとりある医療を提供する体制を整えています。

本年4月からは医師の働き方改革も始まり医師の長時間労働や過重労働等も是正され、さらに、医療体制も再構築される様です。

当院でも地域医療の一端を担う医療機関として地域の皆様への充実した医療・療養提供のため病院業務の改善と人材確保が急務となります。近々予定されている電子カルテ導入といったハード面と、職員がやりがいを感じられ「勤めて良かった」と思える職場にするためのソフト面（人的面）での対応もしっかりと行いたいと思います。

今後も、当会の理念「愛する人を安心して任せられる病院の創造」をモットーに、熊本県内の公的医療機関、民間医療機関、介護福祉機関等と密接に連携し、地域医療に貢献するために職員一同鋭意努力を続けて参ります。

これからも十善病院を宜しくお願い申し上げます。

令和6年4月

十善病院　院長

山﨑洋二