診療・治療

Treatment

脳卒中診療科

担当医

  • 清水 治樹 【出身研究室】
    • 九州大学第二内科・脳循環代謝研究室
    【専門分野】
    • 脳卒中、一般内科
    【所属学会・認定医・専門医】
    • 日本内科学会
    • 日本脳卒中学会
    • 日本医療マネージメント学会
    • 日本医師会認定産業医
    • 身体障がい者福祉法指定医師(内科)
    【診療】
    • 平成3年6月から16年9月末まで、福岡県内の病院で脳卒中を中心とした内科全般の診療を行う。平成16年10月より当院に勤務。
    【研究】 【論文】
    • ”Plasma Homocyst(e)ine concentrations and the risk of subtypes of cerebral infarction: The Hisayama study”(「血漿ホモシステイン濃度と病型別脳梗塞のリスク:久山町研究」・・・欧、Cerebrovascular diseases誌、2002年1月号)
    • “Relation between Plasma Glutathione levels and cardiovascular disease in a defined population: The Hisayama study”(「地域住民における血漿グルタチオン濃度と心血管病の関連:久山町研究」・・・米、Stroke誌、2004年9月号)

当院には脳卒中を担当する科として、脳外科と脳卒中診療科があります。おおまかに、脳出血やクモ膜下出血は脳外科(脳外科医)が診て、脳梗塞や一過性脳虚血発作・失神は脳卒中診療科(内科医)が診るとに分かれています。

脳卒中の約7割が脳梗塞です。脳梗塞は、その“危険因子”である高血圧・糖尿病・高脂血症・心疾患・肥満・喫煙などが原因となり発症する“動脈硬化性疾患”です。脳梗塞を発症する、ということは、全身の動脈硬化も進行していると考えられます。心臓や腎臓、その他の臓器や血管も、痛んでいる場合が多いのです。脳梗塞の急性期の治療は、脳だけでなく全身状態の把握と、合併症の予防ならびに治療も重要です。点滴内容の細やかな管理が予後を左右すると言っても過言ではありません。

脳梗塞発症後は、可能な限り早期からリハビリを開始しています。若くて、脳卒中の知識に通じたスタッフが充実しておりますので、安心してお任せください。また、当院はケア・ミックス型病院です。脳卒中発症後に不幸にして強い麻痺や意識障害が残り、身体が不自由となった患者さまでも、引き続き当院の療養型病棟で療養し、元気にされている方がたくさんいらっしゃいます。

外来には、脳卒中の既往がある方や“脳卒中発症予備軍”とも言える高血圧・糖尿病・高脂血症などを有する方が通院されています。再発予防については、「脳梗塞の予防薬(抗血小板薬や抗凝血薬など)」をただ内服するだけでは不十分で、予防薬の選択と、危険因子のコントロールの良否が鍵となります。

脳梗塞の発症や再発予防についてお知りになりたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。納得のいく回答をご用意いたします。

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